12/23/2023
No.0686 細胞培養培地の無機塩類・アミノ酸・代謝物分析
細胞や微生物を培養する培地に含まれる無機塩類・アミノ酸・代謝物等のイオン成分は、キャピラリー電気泳動法（CE）およびイオンクロマトグラフィー質量分析法（IC/MS/MS)で評価できる。細胞培養後の培地について、代謝物および栄養分の定性・定量分析事例を示す。
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| 分析の流れの一例 |
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１） 1st step：無機塩類・アミノ酸・代謝物等を網羅的に評価可能なCEでエレクトロフェログラムを取得
２） 2nd step：得られたエレクトロフェログラムより、①着目成分の定量分析、②未知成分の定性分析等を選択
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CEによる定性分析（エレクトロフェログラムの取得）
| 概ね0.5 mg/mL以上の含有成分についての情報を取得 |
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図1 各種標準液およびCHO細胞培養前後の培地（0, 6, 24, 48hr）のエレクトロフェログラム （A）, （B）陰イオン、（C）陽イオン |
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IC/MS/MSによる成分推定
図2 標準液および培養前後の培地のクロマトグラム（上） ピルビン酸のプロダクトイオンスペクトル（下） |
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ICによるNH4＋の高感度定量分析
| 培地中のNH4＋をICで測定する際、独自の技術により高濃度で存在するNa＋の除去処理を行うことで、定量下限を10倍改善できる。 |
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図3 48時間培養後の培地のクロマトグラム |
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カテゴリー
ライフサイエンス , 医薬
分類
再生医療／培養装置・培地・試薬, 創薬研究支援