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10/25/2021

No.0511 培地中のアミノ酸・代謝成分・緩衝剤の網羅的分析

細胞や微生物を培養する「培地」には低分子の栄養物質と平衡塩類および緩衝剤が含まれており、これらはキャピラリー電気泳動法(CE)で定量することができる。多様な分離条件を適用することで、緩衝剤として多用されるHEPES、細胞培養において管理が重要なグルタミン等のアミノ酸を網羅的に分析可能である。

培地に含まれるイオン成分の種類
評価可能なイオン成分の例 (文字の色()はⅡ項のA, B, C, Dに対応)

培地中のアミノ酸・代謝成分・緩衝剤・無機塩類の分析例

*HEPES:2-[4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジニル]エタンスルホン酸

    
図 各種標準液および培地のエレクトロフェログラム (A), (B)陰イオン、(C), (D) 陽イオン

関連する技術資料
No.0398 イオンクロマトグラフィー質量分析法(IC/MS)による培地中の未知成分の推定
https://web02.tsc.collab.cloud/news/trc/news_rd01.nsf/0/EDD402096A78D3CE4925853600220F80?open

No.0550 バイオ医薬品開発に係る無機塩類・緩衝剤・アミノ酸の分析
https://web02.tsc.collab.cloud/news/trc/news_rd01.nsf/0/ED2D919E49C26E694925879D00226261?open




カテゴリー

ライフサイエンス

分類

医療機器・医療材料, 再生医療/培養装置・培地・試薬, 診断薬・検査機器・バイオセンサ, 着色・変色