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01/06/2023

No.0635 リサイクル材の分析 ~ポリプロピレンの破断伸度影響因子解析~

リサイクル材を使用する場合、ポリマーの変性や異物の混入等により、成形品強度低下や外観不良、成形不良等が生じる可能性がある。今回、グレードの異なるリサイクルポリプロピレン(PP)の破断伸度がグレードによって異なる結果が得られたため、その要因解析を行ったので紹介する。

P02448.pdf
試料明細および物性値
                  *1:TG測定によって算出  *2:引張試験で得られた結果

GPC13C NMR
  ✔ リサイクル品同士で、分子量分布に違いはない   ✔ 全試料でエチレン骨格が検出
   ✔ エチレン骨格量に試料間差あり

DSC

 
   ✔ タイプ2,タイプ3でホモポリエチレン(PE)と推察される融解ピークを観測
   ✔ タイプ1ではPE由来のピークは観測されず、NMRで検出されたエチレン骨格の主はエチレンプロピレン共重合体由来と推定

まとめおよび考察

                                             *4:検出下限値以下
    
 
   


カテゴリー

自動車, IT機器, 材料・素材, ライフサイエンス

分類

高分子材料, 有機材料・化成品