12/16/2021
No.0557 東レリサーチセンターの蒸気圧測定
蒸気圧は、熱力学・溶液化学だけでなく、化学工学や環境化学などにおいても重要な基本物性である。当社では、以下の5つの蒸気圧測定手法を駆使し、様々な形態、成分の蒸気圧を広い測定条件で測定できる。
蒸気圧測定手法と測定範囲
静止法
多種多様な材料を大気圧以上まで測定可能なオールラウンダー
サンプルの蒸気圧を圧力計で直接計測
沸点法
単一成分・混合物の減圧下での正確な沸点が測定が可能
沸点の圧力依存性を計測
DSC法(
D
ifferential
S
canning
C
alorimetory 法)
少量のサンプルで迅速に測定
蒸発ピーク位置から沸点を計測
気体流通法
低蒸気圧(0.1 Pa程度)が測定可能
熱天秤でサンプルの蒸発速度を計測
アイソテニスコープ法
サンプルの様子を観察しながら測定可能
サンプルをガラス曲管に入れて計測
関連する技術資料
No.0566 オイルの実用物性値測定 ~ カタログ値にはない特性を取得する ~
カテゴリー
自動車, 電池, IT機器, 環境, 材料・素材
分類
リチウムイオン電池, 環境規制物質, 化審法(高分子フロースキーム), 高分子材料, 有機材料・化成品, 電子・機能性材料
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