2022年11月4日
滋賀事業所新社屋を新設
~最先端分析技術や解析力のさらなる向上を目指す~
株式会社東レリサーチセンター(本社:東京都中央区、社長:川村邦昭、以下、「TRC」)は、このたび、TRC創業の地である滋賀県大津市に、TRCが保有する最先端分析技術や解析力のさらなる向上を目指し、分析設備設置環境を整備した新社屋を新設し、11月1日、現地にて新社屋披露会を開催しました。新社屋披露会の式典には、三日月大造滋賀県知事、石村和彦産業技術総合研究所理事長など地元自治体やアカデミアの来賓を含む約50名にご参列いただきました。
新社屋は、既存のTRC滋賀事業所を刷新し、保有する分析設備を移設、集約するとともに、社外機関と連携して最先端分析技術の導入や開発を行うオープンラボ「先端分析プラットフォーム」を設置しました。新社屋の主なコンセプトは以下の通りです。
1.機能性の追求による分析ソリューションの提供
(1)事務室の大部屋化によりオープンな空間を創出。部署の垣根を越えたコミュニケーションを促進。
(2)実験室ゾーン(1~4階)は、分析機能単位で配置。材料やお客様ニーズに合わせて、より効果的・効率的な分析ソリューションを提供。
2.オープンラボ「先端分析プラットフォーム」
TRCは1978年の設立以来、「高度な技術で社会に貢献する」という基本理念に基づき、常に競合他社に先駆けて新規装置や分析技術を導入・開発し、高度な技術と知識・経験を有する優秀な専門人材を数多く育成してきました。これらの優秀な専門人材の活用により、世の中の技術課題の解決を幅広く支援しています。
2050年カーボンニュートラルの実現やSDGs等の世界的な社会課題の解決が求められる中で、材料、創薬・医療、環境・エネルギー等の数多くの研究分野で、新製品・素材が日々開発されており、世の中にない新たな分析・解析技術が求められています。新規分析・解析技術の開発には、最先端の分析装置と分析ノウハウとの融合が必要不可欠であり、TRCの保有する高度な分析技術・解析力・人材と社外機関との連携拠点として、オープンイノベーション拠点「先端分析プラットフォーム」を設置します。先端分析プラットフォームでは、アカデミアや分析機器メーカーとの連携により、“分析の極限追求”をキーワードとし、新規先端分析装置や先端材料・デバイスの分析技術開発に取り組む予定です。
また、新社屋をフルに活用し、強みとする先端分析技術力・解析力の更なる向上に努めると共に、最先端分析装置の利用、分析コンサルティングやシミュレーション等による問題解決型総合ソリューションの提供により、高難度化するお客様の研究・技術開発、製造プロセス上の問題解決をグローバルに支援してまいります。
東レリサーチセンターの滋賀新社屋 概要
1.場所 :滋賀県大津市園山三丁目2番11号
2.規模 :地上4階、延床面積約9,500 m2、建設面積約2,300m2
3.竣工時期:2022年6月
4.就業人数:約 330名(TRC全体:517名(2022年8月末))
新社屋披露会 概要
1.10:00~ 神事、テープカット、式典、館内見学、祝賀会を実施。
【TRC滋賀事業所 新社屋写真】
外観
1Fエントランス
事務所
実験室
実験室
新社屋披露会テープカット
新社屋披露会にて祝辞を披露される
三日月大造滋賀県知事