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2023年7月14日
学会発表のお知らせ(日本バイオマテリアル学会関西ブロック 第18回若手研究発表会)
以下の学会において、当社従業員による発表を行いますのでお知らせいたします。


◆小角X線散乱を用いた細胞の微細構造解析

発表者中田 克
学会日本バイオマテリアル学会関西ブロック 第18回若手研究発表会
(京都大学吉田キャンパス本部構内 国際科学イノベーション棟)
種類口頭
発表日2023年7月29日
発表内容細胞にはさまざまな細胞内微細構造(小器官、細胞膜など)が存在し、さまざまな外場に応答して構造変化を呈し、環境応答・機能発現している。小角X線散乱はnmオーダーの微細構造を検出することができる強力な手法である。本発表では、小角X線散乱を用いてさまざまな細胞内微細構造を検出できることを見出し、それらの構造が浸透圧や凍結・加熱などの外場環境によって、どのように変化するのか調べた結果について紹介する。

◆骨組織におけるコラーゲンとアパタイトの分布と配向分析
発表者内田 徹,中田 克,羽谷 航,尾崎 孝一, 内山 博允, 泉 由貴子,熊沢 亮一
学会日本バイオマテリアル学会関西ブロック 第18回若手研究発表会
(京都大学吉田キャンパス本部構内 国際科学イノベーション棟)
種類口頭
発表日2023年7月29日
発表内容手や足の骨は、管状を呈していることから長管骨(長骨)といい、骨髄腔、海綿骨、皮質骨として構成される。皮質骨は同心円状の基本単位から構成され、骨単位(オステオン)と呼ばれる。骨単位の中央部には血管が走行するハバース管があり、それを中心として、骨細胞が同心円状のネットワークを形成している。皮質骨はコラーゲン繊維やハイドロキシアパタイト結晶が緻密に配列していると言われており、両者の組み合わせが、骨の強度やしなやかさに関与している。本稿では、トリ長骨の構造(分布)と機能(配向)について、分光学的所見を中心に測定事例を報告する。