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2020年9月18日
汎用マスクから放散するガスの分析(マスク使用時を主眼とした分析)
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防止するため、日常的に長時間、マスクを着用する生活が浸透しています。口や鼻を覆い、直接、顔に接触する製品ゆえに衛生・安全性の確認、確保が重要です。

 そこで、市販の汎用マスクから放散するガスを捕集し、ガスクロマトグラフ-質量分析計を用いて成分を分析しました。

【対象試料】
汎用的に用いられる材料の異なる 3 種類のマスク

【試験条件】
試料をバッグに入れ、45 ℃の恒温槽中に 7 時間放置した際に発生したガスを測定しました。放散ガスを吸着剤(TENAX-TA)に通し、成分を吸着させました。吸着剤を急速加熱し、脱離したガスを GC/MS で測定しました。

試験結果などの詳細は、以下より、TORAY TECHNO 技術資料をご覧ください。
http://www.toraytechno.co.jp/technical_information/pdf/2005.pdf