06/21/2022
No.0610 ペプチドー薬物複合体の合成に有用なペプチドリンカー
ペプチド-薬物複合体(PDC)は、抗体-薬物複合体(ADC)の代替として期待されている新規の創薬モダリティである。今回、PDCの開発に利用可能なリンカー分子を修飾したペプチド(ペプチドリンカー)のラインアップと、それを利用したPDCの合成を紹介する。
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PDCとADCの比較 |
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Antibody Drug Conjugate : ADC
| ADCが抱える問題
♦ 細胞内の標的をターゲットにすることが難しい
♦ バイオ製造設備が必要なため製造コストが高い
♦ 薬物の結合数や結合位置のコントロールが困難 |
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Peptide Drug Conjugate : PDC
| PDCの利点
♦ 細胞内のタンパク質をターゲティング可能
♦ 化学合成による供給が可能なため低コストを実現
♦ 薬物の結合数や結合位置のコントロールが容易 |
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ペプチドリンカーのラインアップ
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リンカー(マレイミド、NHSエステル、アジド)を導入したペプチドを提供いたします。 |
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ペプチドクロスリンカーを用いたPDCの合成
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ペプチドクロスリンカー(NHS-R8-maleimide)をご提供いたします。
ペプチド部分やリンカーのカスタマイズも可能です。 |
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カテゴリー
ライフサイエンス , 医薬, バイオ
分類
診断薬・検査機器・バイオセンサ, バイオ医薬品, 薬物動態, 抗体, ペプチド合成