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06/06/2023

No.0662 製品中に含まれる高分子型HALSの組成分析 ~高分解能LC/MS~

ヒンダードアミン系光安定剤の高分子型HALSは製品の耐候性に大きく寄与するため、製品開発には重要である。ただし、溶解性や検出方法に課題があり、分析が困難である。今回、独自の前処理技術とイオン化方法を工夫したLC/MS/MS法の併用により、製品中高分子量HALSの定性分析を可能としたので紹介する。

P02463.pdf
高分子型HALSの分析上の問題点

 
 イオン化方法の工夫により、高分解能LC/MSで難易度の高い高分子型HALSの定性分析が可能に!

市販製品のLC/MS測定事例

 試料  市販の屋外用塗料A (溶媒抽出物)
 分析難点 高分子型HALSが微添加、他の添加剤も存在するため、HALSの検出感度が低く、ターゲットイオンの判別が困難
< 本手法 >
       
 
マススペクトル(R.T. 10.72 min)
 
  

カテゴリー

自動車, 電池, IT機器, 材料・素材, 半導体・実装, ライフサイエンス

分類

太陽電池封止材, 高分子材料, 有機材料・化成品, 実装・パッケージング