10/03/2014
No.0179 室内空気中のアンモニア、SOxの経時変化
インピンジャー捕集/イオンクロマトグラフ法により、室内空気中のアンモニア、SOx濃度を測定 した結果を示す。
インピンジャー内の捕集液でアンモニアはアンモニウムイオンとして、SOxは硫酸イオンとして、 溶解・捕集される。捕集後、イオンクロマトグラフ法により上記のイオンを定量分析し、空気中の 濃度を求めた。
ここでは、1時間ごとのインピンジャー捕集を8回行い、経時変化を測定した(棒グラフ)。
図中の点線は、8時間の捕集を行った結果であり、8時間の平均値を示す。
温調をONにしたことにより、アンモニア濃度が下がっている。これは(夏季であったため)、除湿 されたことにより、空気中のアンモニアが水分とともに除去されたためと考えられる。
空気取り入れファンのONによりフィルターを通過した空気を室内に入れたところ、成分濃度が 変化した。アンモニアはファンあるいはフィルターからの発生があるため空気中の濃度が上昇し、 SOxはフィルターで除去されたものと推定される。
分析機能と原理
カテゴリー
環境
分類
室内空気・大気・作業環境