10/08/2021
No.0500 高分解能X線顕微鏡とTEMを相関させたナイロンポリ袋のヒートシール性評価
高分子材料において、バルク物性に資する広範囲の形態と結晶構造・配向などの局所的な微細形態を相関させて評価することで、多くの有用な情報が得られる。ここでは、ナイロンポリ袋のヒートシール性を高分解能X線顕微鏡および透過型電子顕微鏡(TEM)で評価した事例を紹介する。
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ナイロンポリ袋とは | |
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・ ガス遮断性が高い ⇒ 食品の真空包装などに利用
・ ナイロン(PA)とポリエチレン(PE)の複合フィルム
・ ヒートシールによってPEを接合させて袋を製造
・ PE層に無機粒子が添加してある場合が多い
形態的特徴およびヒートシール性を評価 |
X線透過像による広範囲評価 接合部のX線CTおよび三次元解析 |
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断面方向からのX線透過像 三次元再構成像 3値化像 無機粒子の粒径のヒストグラム
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カテゴリー
材料・素材
分類
高分子材料