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09/22/2022

No.0622 Triple QuadTM 7500を用いた超高感度分析 -マイクロサンプリングへの適用-

生体試料中の薬物濃度測定における「さらなる高感度化」「スループットの向上」を目的に最新機種Triple QuadTM 7500 を導入した。本装置の特徴である世界最高レベルの感度、ダイナミックレンジの拡大を活かし、極微量サンプル中の化合物測定を行い、従来機種との比較からその優位性を確認した。

P02419.pdf
Triple QuadTM 7500の特徴
・ 世界最高レベルの感度
 新規D JetイオンガイドとE Lensにより、イオン取り込み効率を向上
 従来機を凌駕した圧倒的な感度
・ 6桁のリニアダイナミックレンジによる幅広い濃度範囲での測定
・ 高速極性切り替え(5msec)
 クロマトグラム形状を損なうことのない正負イオンによる同時測定が可能

   Triple QuadTM 7500

マイクロサンプリング試料の分析

超高感度装置Triple QuadTM 7500と、熟練した手技による微量サンプルの正確無比なハンドリングにより、極微量(1 μL)のマイクロサンプリングであっても、通常のサンプリング時と遜色のない真度・精度で超高感度測定を実現した。
< モデル化合物:Diclofenac >

 
従来機種比100倍以上の感度を達成! 微量サンプルであっても定量可能

微量な生体試料中の化合物分析

涙液や幼若動物などのサンプル中化合物の濃度測定は、サンプル採取量が極微量であるため非常に困難であったが、超高感度化された本装置を用いることで、従来機と同等以上の安定したデータ取得が実現し、薬物動態解析が可能となった。
< モデル化合物:Diclofenac >
定量範囲 : 0.500 - 100 ng/mL

 
ごく微量サンプルでも通常試料と変わらない優れたパフォーマンス

アプリケーション

♦ Triple QuadTM 7500の圧倒的な高感度により、微量サンプル中の化合物の定量が可能です。

♦ マイクロサンプリング試料であっても通常試料と変わらない優れたパフォーマンスを発揮します。

♦ 涙液をはじめとした採取が困難な生体試料中の化合物やバイオマーカーの定量が可能です。


カテゴリー

ライフサイエンス , 医薬, バイオ

分類

診断薬・検査機器・バイオセンサ, 創薬研究支援, 薬物動態, 低分子(天然物、生理活性物質)