02/18/2016
No.0288 未知化合物の構造解析 -高感度測定-
生理活性物質の構造解析は、新規医薬品の探索研究に極めて重要である。複雑な構造をもつ微量天然物の構造解析では、高感度な分析技術及び解析技術が要求される。天然物の構造解析を微量で実施した例として、Digitoxin の例を以下に示す。ミクロ試料管を用いた0.7 mg の試料量でのNMRスペクトル及び精密質量分析結果を示した。解析では、NMRデータベース(新規導入)を活用した。
●一般的な構造解析の流れ
NMRデータベースによる構造解析の迅速化! 信頼性の向上!
1H NMRシフト予測も可能 !
●精密質量測定(ESI-MS)による組成演算結果
ESI-MS結果
●選択励起を用いた1D-TOCSY
1D-TOCSY結果
●HSQC-TOCSY
参考:13C NMR 積算24時間,HSQC-TOCSY:積算12時間
カテゴリー
ライフサイエンス , バイオ
分類
低分子(天然物、生理活性物質)