01/20/2023
No.0639 GMP対応セルカウンターによる細胞数のカウント
細胞数のカウントは、セルベースアッセイにおける基本的な技術であり、細胞の特性評価や品質管理においても重要であるが、目視によるマニュアル測定では精度の高いカウントは難しい。新規導入したセルカウンターをGMP対応化し、細胞の増殖速度、スフェロイドの測定に適用したので紹介する。
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セルカウンターNC-250による細胞数・生存率測定の原理 |
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マニュアルと比較したメリット
・ 高精度 → 細胞核をカウント、塊や細胞片などのミスカウントを低減
・ 自動計測であるため恣意性がない
・ データの信頼性 → GMP、DI 対応
・ 速い → 3 分/ 8 検体 |
マニュアルカウントとの精度の比較例 | |
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マイクロビーズ(標準粒子)についてカウントした
NC-250 は RSD% がマニュアルの半分以下 | |
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増殖曲線による細胞の増殖速度の評価例
初期細胞数による違いを評価した
・ 24 well プレートで培養
・ 0.5 mL/well
複数の検体を一度に測定、恣意性を排除し、信頼性の高いデータが取得可能 |
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スフェロイドの総細胞数及び生存率評価
カテゴリー
ライフサイエンス , 医薬
分類
再生医療/培養装置・培地・試薬, 安定性試験