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11/16/2022

No.0624 SPRを用いた抗原抗体反応のハイスループットなカイネティクス解析

バイオ医薬品のスクリーニングや特性評価において、抗体のキャラクタライズを目的としたカイネティクス解析が必要不可欠になっています。表面プラズモン共鳴(SPR)を用いた分析は、解離定数(KD)に加え、同時に詳細な結合速度定数(kon)と解離速度定数(koff)を評価することが可能です。当社は最新のSPR装置を保有し、複数のスポットを利用したハイスループットなカイネティクス解析結果をご提供します。

Sierra SPR (Bruker社製)
8本のニードルで対応する24個の検出スポットを使用
 
 

 

 

 ハイスループット分析が可能

   < Ligandの固定化方法 >
   ・ アミンカップリング
   ・ ビオチン標識体 キャプチャー
   ・ Hisタグ キャプチャー
   ・ IgG キャプチャー(Protein A/G)

各固定化方法を用いたカイネティクス解析

アミンカップリング                          ビオチン標識体 キャプチャー
Ligand : 抗His抗体①,Analyte : His-HSA                Ligand : Biotin標識抗His抗体②, Analyte : His-HSA

異なる抗原に対するカイネティクス同時評価

Ligand : 抗原タンパク質,Analyte : モノクローナル抗体
koffが10-5レベルの抗体のkoff及びKDは検出限界以下のため参考値 
8本のニードルを用いて複数の抗体のカイネティクス解析を一度の測定で実現可能

カテゴリー

ライフサイエンス , 医薬, バイオ

分類

診断薬・検査機器・バイオセンサ, 創薬研究支援, バイオ医薬品, 抗体