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10/29/2021

No.0518 各種樹脂中オリゴマーの詳細解析

各種樹脂材料はモノマーやオリゴマー成分を有しており、その含有量や組成の把握は性能制御において非常に重要である。当社では長年培った知見と最新機器を駆使して各種樹脂(ポリエステル、ナイロン、スーパーエンプラ etc.)中 のオリゴマー詳細解析が可能である。

ブリードアウト、接着不良、成型不良、粘度変化など、オリゴマーに起因するトラブル事例は数多い。
そのため、どのようなオリゴマーどれくらい存在するのかを把握しておくことは重要である。

分析手順


PETオリゴマーLC/MS/MS解析

UVクロマトグラム(240 nm検出)
   ✔ 超高分解能LC/MS/MS測定による解析を行うことにより、#1のような特殊オリゴマーの構造特定が可能。

ナイロン6中環状オリゴマーの定性・定量分析

各種ポリエステルPET, PBT, PTT, PEN, PETG etc.
各種ナイロンPA6, PA11, PA12, PA66, PA610, PA6T, PA9T etc.
各種エンプラ,スーパーエンプラPC, PPS, PEEK, PEK etc.
                                で数多くの分析実績あり。
UVクロマトグラム(210 nm検出)
   ✔ LC条件を工夫することで、検出が難しい長鎖環状オリゴマーの検出が可能。
   ✔ UV測定とMS測定の両立が可能な移動相条件を使用することにより、定性と定量を一度に実施することが可能。


カテゴリー

自動車, IT機器, 材料・素材, ライフサイエンス

分類

高分子材料