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09/30/2014

No.0129 β-Si3N4焼結体の粒界構造分析

近年、構造材料等に用いられる高機能セラミックスは、適切な物性の発現のために、nmスケールでの構造制御が行われており、それに伴って粒界構造を中心とした微細構造を評価する必要性が高まっている。以下では、これらの構造解析を透過型電子顕微鏡の周辺技術を用いて実施した例を紹介する。

例1

例2

粒子間に存在する粒界層の有無、厚み、結晶性および組成分布は、セラミクスの機械強度/耐熱性等の物性を支配する重要な因子である。特に、これらをnmオーダーの微細レベルで評価することが重要であり、高分解能TEM観察と高分解能AEM分析を併用することにより、これが可能となる。(試料提供:産業技術総合研究所 大司達樹氏)

分析機能と原理


カテゴリー

材料・素材

分類

金属・無機材料