10/08/2021
No.0501 高分解能X線顕微鏡を用いたフェルトに対する接着剤の浸透性評価
高分解能X線顕微鏡は、非破壊かつ大気下で試料内部の三次元構造を観察できることに加えて、低密度成分の高コントラスト観察が可能であることから、ポリマー/ポリマーの接着接合の評価に有効である。ここでは、フェルトに対する接着剤の浸透性を評価した事例について紹介する。
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X線CTによるフェルトに対する接着剤の浸透性評価 | |
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<断層像(フェルト断面方向)>
接着剤A 接着剤B 接着剤C
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A: ほぼ浸透していない
B: 200 µm程度浸透
C: 奥まで浸透
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接着剤A 接着剤B 接着剤C
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A: 接着界面に層状に分布
B: 接着界面に網目状に分布
C: 大半は接着できていないが、接着できている箇所も点在
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フェルトに対する接着剤浸透の経時変化
<連続撮影したX線透過像> |
カテゴリー
材料・素材
分類
高分子材料