03/31/2022
No.0590 オンプレート加水分解/高分解能MALDI-MS ーポリウレタンへの適用ー
サンプルプレート上で部分的な加水分解を行い、加水分解物の高分解能MALDI-MS測定を行うことにより、縮合系高分子材料の構造解析が可能となる。今回は、これまで分析が困難であった極微量のポリウレタンの構造解析事例を紹介する。
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オンプレート加水分解の調製手順 |
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通常だと検出できない高分子量かつ分子量分布の広い試料でも分解物として検出でき、構造解析が可能となる。 |
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ポリエーテル型ポリウレタン-オンプレート分解物のMALDI-MS測定結果
試料量:500 ng |
KMDプロット |
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・ 極微量(サブ μgオーダー)のポリウレタンについてMALDI-MS測定、KMD解析により詳細構造解析が可能となった
・ 想定される適用事例:異物、多層材(数 μmオーダー)の構造解析 |
カテゴリー
自動車, 電池, IT機器, 材料・素材, 半導体・実装, ライフサイエンス
分類
キャパシタ, 太陽電池封止材, 高分子材料, 有機材料・化成品, 電子・機能性材料, 有機トランジスタ, 実装・パッケージング, 医療機器・医療材料, 異物