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10/02/2014

No.0152 ポリマーナノ粒子の分散性、粒径解析

ポリマーナノ粒子の粒径解析を実施する上で、動的光散乱法は有効な手法であるが、 粒子の形態情報を取得することにより、総合的に分散性、粒子径、形状を解析すること ができる。[なお、本データ取得した高分子ナノ(微)粒子は、すべて綜研化学(株)様か らご提供いただいたものである。]

ナノ粒子の分散性

TEM観察から、粒子の1次粒径は10~20nmであった。また、動的光散乱法で得られた重量平均粒径は10%以下では10nm程度であり、広い濃度範囲で粒子が分散安定化していることがわかる。ただし、分散安定化が困難な濃度20%では、平均粒径が増大した。

TEM観察

動的光散乱法

非球形粒子の観察および粒径測定

光回折法による粒径分布曲線

扁平粒子の粒径分布曲線には二つのピークが見られたが、同曲線のみからではその要因は明確にならない。非球形粒子では、粒径分布曲線だけでなく,粒子の形状を観察することによって、妥当性を確認することが重要な場合もある。

粒子のSEM写真

分析機能と原理


カテゴリー

材料・素材

分類

ナノ材料