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11/19/2021

No.0538 酵素消化を利用した抗体医薬品のエピトープマッピング

抗体が結合する抗原側の部位(エピトープ)の分析メニューとして、既存のペプチドライブラリー法に加え、抗原抗体複合体を酵素等で部分消化し、免疫沈降後LC-MS等で解析し、エピトープ位置を絞込む新規手法を開発している。本手法により、既存法のデメリットを補う分析が可能となる。

エピトープとは既存のエピトープ決定法
         抗体医薬の開発には必須の情報
  
 メリット  :エピトープを数残基レベルにまで絞り込んで決定可能
 デメリット :エピトープの性質によっては決まりにくい場合がある
        長大タンパク質の場合は費用・手間が大きい

当社で実施している手法

3つの手法の組み合わせで解析
        ① 酵素消化              ② 免疫沈降           ③ LC-MS/MS
 メリット  :ライブラリー法で決まらないエピトープ情報も得られる可能性
 デメリット :大まかな位置を推定する方法(配列と酵素選択による)酵素条件等の検討が必要

解析事例


カテゴリー

ライフサイエンス , 医薬, バイオ

分類

医療機器・医療材料, 再生医療/培養装置・培地・試薬, 診断薬・検査機器・バイオセンサ, 創薬研究支援, 構造決定・特性解析, バイオ医薬品, タンパク質, 糖, 抗体