02/19/2016
No.0290 各種検体の質量分析プロテオミクス
プロテオーム解析自体は以前よりある研究分野であるが、近年、高感度・高速スキャンが可能な質量分析計の登場により、タンパク質の網羅的解析性能は飛躍的に向上している。その性能を活かし、分析困難な試料から、様々な分析メニューについて業界最高レベルの解析を行っている。
●ショットガンプロテオミクス
１回の分析で最大約３千種のタンパク質を同定可能
Orbitrap質量分析計を接続したLC-MS/MS システム
●リン酸化プロテオミクス
一度の分析で3000種類を超えるリン酸化ペプチドを同定、さらに定量比較が可能
従来法との比較
●非標識 （ラベルフリー) LC-MS/MSによるプロテオームの定量比較解析
試料中に含まれるタンパク質を数百から数千種類同定し、同時にペプチド断片のイオン検出強度情報から同定タンパク質を検体間で定量的に比較
安定同位体標識試薬 (iTRAQ、TMT) を用いない（Label-free法) ため、
・標識試薬が要らず安価
・試料調製が単純、ロスが少ない
・比較試料の数に上限がない など、
バイオマーカーの探索をお考えの方に最適！
検出強度の比較の様子
多検体の同時比較
●LMDサンプルからのショットガン分析
FFPE組織や凍結組織からレーザーマイクロダイセクション(LMD)により特定部位の選択回収を行い、ショットガン分析
特定細胞腫の選択回収の様子
切り出し前
切り出し後
●その他分析
・SRM/MRMによる特定タンパク質の定量分析
・安定同位体標識試薬 による比較定量解析
・血漿/血清タンパク質の多検体比較解析
・微量タンパク質の同定 など、
様々な分析項目をご用意。お気軽にご相談ください！
カテゴリー
ライフサイエンス , バイオ
分類
再生医療／培養装置・培地・試薬, タンパク質