09/01/2020
No.0434 ABS樹脂における微小部の劣化分析
複数のポリマーが混在する樹脂は、劣化の際に特定の部材で優先的に生じる可能性があるため、微小部の化学状態分析が重要となる。ここではABS樹脂を例に、微小領域の化学状態評価が可能なSTXMを用いて、UV照射による劣化挙動を構成樹脂ごとに評価した。
| STXMの特徴 | |
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| STXM（走査型透過X線顕微鏡） | 
有機材料の状態評価に適している |
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| ナノスケールの顕微XAFS |
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ABS樹脂の劣化分析
| 試料： ABS樹脂（AS樹脂とポリブタジエンのブレンドポリマー） |
・UV光の照射時間による状態変化を評価（UV照射なし、1分照射、10分照射、3時間照射）
・C K端にて領域A、Bの化学状態を評価 |
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ABS樹脂のSTXM像 (286.7eV)
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| C K端XANESにおけるUV照射時間依存性 |
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| 領域A （AS樹脂） 領域B（ポリブタジエン） |
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| STXMから推察されたABS樹脂の劣化挙動 |
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分析機能と原理
カテゴリー
材料・素材, 半導体・実装
分類
高分子材料, 有機材料・化成品, 電子・機能性材料