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02/03/2021

No.0449 LEISによる活物質表面コート層の被覆率評価

LEISは表面第1層のみの元素情報が得られる、唯一の表面分析手法である。コート層の膜厚が非常に薄い場合でも、下地の影響を除いた、定量的な被覆率評価が可能となる。ここでは、LCO粉末上のLTOコート層の被覆率を評価した。

LEIS - Low Energy Ion Scattering
 
・活物質-固体電解質界面における、
   - 抵抗低減
   - 元素の相互拡散抑制
  のために、薄く、かつ被覆率の高いコート層が求められている。
・LEISは表面第1層のみの情報が得られるため、極薄コート層の被覆率を定量的に評価することができる。

LTOコート層の被覆率評価

LTOコート LCO粉末,  LTO膜厚:thin, thick

          LEISスペクトルの比較
・表面第1層のみの情報:下地の情報を含まない被覆率評価
・ビーム径 1 mmΦ:粉末の平均情報が定量的に得られる
                       活物質上コート層の完全性が、定量的に評価できる

カテゴリー

自動車, 電池, IT機器, 環境, 材料・素材

分類

リチウムイオン電池, 光触媒・触媒, 金属・無機材料, 電子・機能性材料, ナノ材料