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02/01/2023

No.0643 ここまでわかる!有機組成分析

高度な分離分析の技術と解析力を駆使することにより、化学製品がどのような化学物質から構成されているかを知ることができる。有機組成分析の手順及び注意点について、事例を用いて紹介する。

P01011.pdf
有機組成分析の手順
◎測定対象物(例): UV硬化接着剤、めっき液、塗料、封止樹脂、液晶樹脂インク、機能性フィルム、電解液、ヘアケア製品など
◎分析を行うために必要な情報 : 測定対象物が溶媒に易溶難溶か、試料量は多い少ないか、によって、適用可能な分析手法が異なる。

【 組成分析のフロー(例)】


* 単一の主成分の情報のみで良い場合は、前処理操作を行わず、スペクトル測定を行う場合もあり。
   

分離せずに測定を行うと、スペクトルが複雑になり解析ができない。
この事例では、MALDI-MSやIR測定を組み合わせて同定。GCでは検出されない成分でも分取物の分析によって定性が可能。

ここまでわかる(結果事例)


 試料中に1%以上(低分子添加剤等では0.1%以上)含まれる化合物の化学構造と含有量を求めることができる。
 不純物や副生成物の構造決定も可能。
                   ※ 検出された成分について、国内外の規制状況や生産量、メーカー等の調査も受託可能
     


カテゴリー

自動車, 電池, IT機器, 材料・素材, 半導体・実装, ライフサイエンス

分類

太陽電池封止材, 有機ELディスプレイ, 高分子材料, 有機材料・化成品, 複合材料, 有機トランジスタ, 実装・パッケージング, 医療機器・医療材料
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