11/25/2019
No.0385 高分解能X線顕微鏡による高分子材料接着界面の非破壊三次元観察
高分子材料の接着接合において、接着界面に存在する異物やボイドなどの阻害因子の三次元形態を把握することは重要であり、高分解能X線顕微鏡を用いることで非破壊かつ高コントラストで観察できる。ここでは、食品包装紙の接着界面を形態観察した事例を紹介する。
食品包装紙における接着界面のX線CT観察
有機粒子とボイドの形態評価
接着剤の厚み評価
ボイドは2種類存在する
① 広域に発生
② 近接した有機粒子の隙間に発生
⇒発生原因が異なると推察
有機粒子とボイドが存在することで接着剤が局所的に薄くなっている
⇒接着強度低下に繋がる可能性あり
カテゴリー
材料・素材
分類
高分子材料, 複合材料
CONTACT US
分析・調査事例 検索ページへ
お困りごとは何ですか? 分析・評価総合案内へ