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10/03/2014

No.0181 悪臭原因物質の解明

悪臭原因を解析する上で困難な点は、多種・多量に存在する無臭(微臭)成分の中から、 極微量の臭気成分を検出しなくてはならない点である。 実際には、人の嗅覚などに基づき においの種類を判定した後、対象に合わせて成分の濃縮や選択的検出を実施し、臭気物質 を検出していく。
また、トラブル解析の場合は正常品と異常品(悪臭品)を同じ条件で分析し、わずかな違いを 解析していくことが必要である。

GC/MSによる臭気成分の分析-1

GC/FPD分析などで、臭気に関係する化合物を特定した後、 同じGC条件でGC/MS分析を実施し、対応する微小ピーク の質量スペクトルを解析することで、成分の同定が可能である。

GC/MSによる臭気成分の分析-1

GC/MSによる臭気成分の分析-2

臭気ありと臭気なしの環境でサンプリングしたガスの分析結果から臭気成分の情報が得られる。

GC/MSによる臭気成分の分析-2

分析機能と原理


カテゴリー

環境

分類

室内空気・大気・作業環境