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09/26/2023

No.0673 単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の分光学的評価

単層カーボンナノチューブ(SWCNT)は軽量で優れた熱/力学/電子物性を示し、エネルギー/エレクトロニクス/構造材料など、多様な応用が期待されている。当社では、広帯域の吸収分光、ラマン、近赤外発光などの様々な分光法を用い、SWCNTの多角的な評価が可能である。

P02408.pdf
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)と分光分析
分光分析では、SWCNTの電子状態を規定するカイラル指数(m, n)を含め、多様な評価が可能である。特にカイラル指数の評価手法は相補的で、目的に合わせた手法選択が重要である。
             各分光法によって得られる情報

※ EEM:励起発光マトリクス(励起波長、発光波長、発光強度の3次元プロット)
※※ AFM-Raman法により、SWCNT1本レベルでのナノスケール構造解析も可能

種々の分光測定例

市販のSWCNT分散液について、UV-Vis-NIR、Photoluminescence、Raman、FT-IR、THz-TDSによる評価例を示す。


                            [1] T. Morimoto et al., ACS Nano 8, 9897-9904 (2014).



カテゴリー

材料・素材

分類

ナノ材料