close

12/17/2022

No.0634 SPRを用いたタンパク質ダイマーと低分子化合物の相互作用解析

生体内のタンパク質と低分子の相互作用を明らかにすることは、医薬品デザインの創出や薬効薬理を理解する上で非常に重要である。SPRでタンパク質と低分子の結合を評価する際には、センサーチップに結合するタンパク質の量と配向性が重要である。結合量と配向性を制御することでタンパク質ダイマーと低分子化合物の相互作用を評価する例を示す。

His結合とアミンカップリングを利用したSPR評価
STING (Stimulator of interferon genes)

自然免疫応答に関わる膜タンパク質細胞内でHomodimerを形成してcGAMPと結合
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 


His-tag Capture :  タンパク質の配向性を制御可能
Amine Coupling :  剥がれにくい共有結合
タンパク質と低分子の相互作用評価は、Ligandの結合量と配向性が重要!!
 

【 STING (野生型、WT) 】                       【 STING (変異体、 R232H) 】
STINGの野生型と変異体におけるカイネティクスの違いを検出

カテゴリー

ライフサイエンス , 医薬, バイオ

分類

再生医療/培養装置・培地・試薬, 診断薬・検査機器・バイオセンサ, 創薬研究支援, バイオ医薬品, タンパク質, 低分子(天然物、生理活性物質)