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01/24/2024

No.0688 O-PTIRを用いた水中における浮遊生細胞の分析

光熱変換を利用したOptical Photothermal IR Spectroscopy(O-PTIR)は、従来の顕微FT-IRでは困難であった液中の生きた細胞の測定を、高空間分解能(サブミクロン)で実施することが可能である。

P02542.pdf
O-PTIRの特徴
光熱変換を利用したOptical Photothermal IR Spectroscopy(O-PTIR)では、サブミクロンの空間分解能かつ非接触での赤外分析が可能となる。
   
◇ 測定対象物が赤外光を吸収し、試料および周辺媒体が膨張
◇ 同軸で入射されたプローブ光(可視光:532 nm)の散乱強度変化を検出して赤外スペクトルを取得
◇ 高空間分解能(最大空間分解能:1 μm以下)による微小領域でのスペクトル測定・イメージ測定が
  可能

生細胞の液中O-PTIR分析 (出芽酵母細胞)

培養した細胞を遠心分離、PBS(リン酸緩衝生理食塩水)洗浄し、O-PTIR測定 ⇒ 生きたままの細胞内(非固定)における構成成分 (タンパク質、糖、脂質、核酸など)の分布、局在状態を評価
   



カテゴリー

ライフサイエンス , 医薬

分類

再生医療/培養装置・培地・試薬, 創薬研究支援, バイオ医薬品