close

10/03/2014

No.0171 光触媒の構造評価

酸化チタンは防汚・抗菌・脱臭など様々な効果(光触媒効果)を発現するため、多くの分野で応用が進んでいる。より高い機能を有する光触媒製品の開発のためには、酸化チタンのより詳細な構造評価が重要になると思われる。そこで、代表的な酸化チタンの構造解析や形態観察例を実際の光触媒製品の分析例も交えて以下に紹介する。

光触媒のTEM/電子線回折(ED)による形態観察と結晶性評価

熱処理を行い結晶成長させたアナターゼ型TiO<sub>2</sub>と光触媒製品AのTEM観察結果(分散法)

熱処理を行い結晶成長させたアナターゼ型TiO2と光触媒製品AのTEM観察結果(分散法)

熱処理を行い結晶成長させたアナターゼ型TiO2と市販の光触媒製品AについてTEM/ED(Electron Difraction)により評価した。結晶の形状は異なるが、EDから、熱処理品もAもともに、主成分としてアナターゼ型TiO2が認められるだけでなく、Aについては副成分も認められた。

600℃熱処理後の標品と光触媒製品AのED

分析機能と原理


カテゴリー

材料・素材

分類

光触媒・触媒