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01/11/2023

No.0636 医療用UV硬化型接着剤の組成分析

医療材料においては、反応性官能基を含む反応性オリゴマーの構造解析や、添加剤の把握が重要である。ここでは、歯科用などをはじめとして医療用途で様々に使用される硬化前のUV硬化型接着剤について、複数手法を組合わせて詳細な組成分析を行った。

P01353.pdf
分析フロー                             
硬化を避けるため、UVカットランプの下で分析を実施。

 
GPC分取



分子サイズで分画することで、構成成分に大まかに分けられる。

反応性オリゴマーの構造解析

NMRから、ポリヘキサメチレンンカーボネート(PHC)ジオール構造
(平均重合度n=約7.6)を推定。
 反応性オリゴマーについて、構成モノマー、末端の反応性官能基、
 重合度等がわかる。

光開始剤の同定

 パラ2置換ベンゼン、         精密質量測定により、検出イオンの
 N-CH2CH2-O構造を含む。      元素組成が得られる。
光開始剤について、元素組成情報も組み合わせることで、より詳細な構造情報が得られる。

カテゴリー

材料・素材, ライフサイエンス

分類

高分子材料, 医療機器・医療材料