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09/29/2014

No.0112 シリコーン樹脂の共重合組成分析

シリコーン化合物には、オイル、ゴム、レジンなど用途に応じて様々な種類があり、用途の多様化に伴い、ますます構造が複雑化している。架橋したシリコーン樹脂は溶媒に不溶なため、詳細な構造解析が困難であった。ここでは、アルカリ存在下でテトラエトキシシランで化学分解を行い、GC/MS測定により架橋点由来の分解物の組成を調べた例を紹介する。

架橋シリコーン樹脂反応物(可溶成分)の1H-NMRスペクトル

架橋点と推定されるSi-CH2 ピークが観測されたが、末端の架橋点か網目内部の架橋点かは不明

架橋シリコーン樹脂反応物(可溶成分)の1H-NMRスペクトル

テトラエトキシシラン分解物のGC/MS測定

テトラエトキシシラン分解

テトラエトキシシラン分解

テトラエトキシシラン分解物のGC/MS測定

分析機能と原理


カテゴリー

材料・素材

分類

高分子材料